石川県で、志賀原子力発電所での重大事故を想定した、県の原子力防災訓練が能登半島地震の発生後、初めて行われた。訓練は志賀町で震度7の地震が発生し、志賀原発2号機から放射性物質が拡散したとの想定で行われた。元日の地震の影響を考慮し住民参加が見送られ約130の機関600人の関係者が参加した。原発から30キロ圏内の場所では放射性物質から一時的に身を守る防護施設が被災したと想定、原子力防災用のエアテント設置した。また孤立集落を想定した地点では空路での避難の訓練が行われ原発から30キロ以上離れた先で汚染検査などを受けるまでを確認した。県は今回出た課題を避難計画の作成などに生かしたいとしている。