フランス・ニースで開かれる国連の海洋会議には、50カ国ほどの国家元首が出席するが、地球温暖化を根拠のない考えだとするアメリカのトランプ大統領は出席しない。今回の会議の中心議題となるのが、海洋保護区の創設。マクロン大統領は、「活動を制限すべき場所がある、海底をひっかき回すことで守るべき生物多様性や生態系がかき乱されてしまう」などと述べた。現在底引き網漁が禁止されているのは、フランスの海域のわずか0.1%だが、政府はこれを4%まで拡大させると発表している。科学者たちはまだまだ対策は不十分であるとしている。環境保護団体は、工業的手法を用いた漁はすべて禁止されるべきとの立場である。