県内で被害が急増しているSNSを悪用した詐欺について若い世代にも知ってもらおうと、警察による講習会が金沢市の星稜高校で会議室と教室をオンラインでつないで開かれ、全校生徒およそ1500人が参加した。この中で警察はSNS型投資詐欺では偽の広告から誘導しうその投資話を持ちかけ、SNS型ロマンス詐欺ではメッセージのやり取りから恋愛感情を持たせるようにして現金をだまし取るなどといった具体的な手口を説明していた。その上で全国では40代から60代が被害者全体の7割を占めているため、生徒やその家族が詐欺被害に遭わないよう呼びかけていた。県内では、ことし先月までにSNSを悪用した投資詐欺とロマンス詐欺の被害額は合わせておよそ5億6800万円と去年の同じ時期と比べ9倍近くに急増している。石川県警察本部人身安全・少年保護対策課・寺井直樹次席は「SNSでお金の話が出たら詐欺を疑ってすぐに警察や家族、友人などに相談してください」とコメント。