能登半島地震の情報を最初に得た手段について3人のうち2人がテレビで得ていた一方。震源に近い場所に住む人ほどインターネットで得ていたとする調査結果を携帯大手の研究機関が取りまとめた。この調査は能登半島地震で情報がどのように伝わったか調べるためNTTドコモの研究機関が行い、全国の15歳から79歳までの男女約1万人から回答を得た。それによると、地震の情報を一番最初に知った手段を「テレビ」と答えた人が64.5%、SNSやサイトの閲覧、緊急速報メールといった「インターネット」と答えた人が26.5%をそれぞれ占めたという。一方、都道府県ごとに内訳を見ると北陸や東海など震源に近い場所に住んでいる人ほどインターネットから情報を得た人の割合が増し、石川県は44%と全国で唯一、インターネットがテレビを上回った。研究機関では震源地の近くでは緊急速報用のメールから第一報を得た人が多く、他の地域でもテレビで情報を得た後、インターネットで詳しく調べる人が多くいたと分析している。