おととい関東も梅雨入りするなど大雨シーズンが始まる中、先週鹿児島県・長島町から15キロ離れた海上では気象庁・気象研究所などの研究チームが海に投入したのは無人の観測装置。遠隔操作でき、水温・風向きなどのデータを24時間観測し、リアルタイムで研究機関などに送信する。積乱雲が連なり同じ場所に雨を降らせ続ける線状降水帯。毎年のように各地で甚大な被害が出ているが予測は難しく、去年の半年前予測の的中率はわずか14%。的中率向上のため今回初めて無人の観測装置が海に投入されることとなった。線状降水帯のもととなる積乱雲が発生しやすい海域へ走らせ、7月下旬まで観測を行う。得られたデータはどう活用されるのか。きのう気象庁などと共同研究を行うNTTの研究所へ訪れた。観測点が少ない海上で得られた貴重なデータは10分ごとに送られ、パソコンやスマホから見ることができる。さらに観測装置につけられたカメラでも海上の様子を確認できる。観測が難しかった海でのリアルタイムの観測強化へ。線状降水帯の予測精度向上につながることが期待される。
