先週水曜日、小泉農林水産大臣は「備蓄米を日本酒造りやみそなどへの加工用として放出することを検討している」と表明。先週末も随意契約の備蓄米を求めて各地で行列が発生、あっという間に売り切れとなった。備蓄米90万トンのうち61万トンを放出され、残りは約30万トン。小泉農水大臣は「MA米に限らず、緊急輸入を含めてあらゆる選択肢を持って向かいたい」と発言。コメ生産者などへの調査によると、向こう3ヵ月のコメ価格の見通しは依然として高くなるという見方が強い。視聴者からは「主食用ばかり注目されるが米原料の食品、酒、味噌、せんべい、和菓子などへの影響がきになる」などの声があがっている。全国の味噌「まさきや」・高橋敏之代表は「日本の場合、8割がコメみそ。ほとんどのみそ全部の仕入れ値が上がった」と話す。価格高騰の背景にあるのは「加工用米の高騰」。創業170年以上のみその蔵元「たつご味噌醸造」・舟生繁治代表は「今年できるコメは去年までの価格の倍になる」「備蓄米が安定的に入ってくるかが心配」と話す。日本酒の製造会社「石川酒造」製造部・前迫晃一部長は備蓄米使用について「酒米使用とは全く違うものをつくってる感じになる」と話す。日本酒はコメの品種によって製造方法が変わるため味が変わる可能性があるというが前迫部長は「備蓄米の酒造りに挑戦したい」という。
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URL: http://www.tamajiman.com/
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