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- 野村真季
オープニング映像。
米国議会下院で20日、来年3月までの政府の資金繰りなどを確保する新たなつなぎ予算案に共和党と民主党の大半の議員が賛成して可決した。米国・トランプ次期大統領が強く求めていた債務上限の撤廃は除外された。このあと上院で20日中につなぎ予算案が可決されれば、政府機関の一部閉鎖は回避される。つなぎ予算案に反対していたイーロンマスク氏は与野党の調整を担った下院議長について、「この状況でいい仕事をした」と投稿し、まずは矛を収めた格好。
寒さが厳しくなると注意が必要な高血圧を予防するため、塩分を抑えた食事などを提供するイベントが行われている。埼玉・飯能市・福王山正覚寺・減塩の精進料理を紹介。イベント「血圧チャレンジ宿坊」は高血圧治療補助アプリを販売する企業が血圧が高めの人などに向けて、来月、開催する予定で塩分を2g未満に抑えた食事を提供する。ほかにもストレスの軽減や生活習慣の改善を促すため座禅や散歩、掃除などの適度な運動を行う。一方で食器で塩分を減らす取り組みもある。食品大手・キリンホールディングスは、塩味やうま味を感じられるエレキソルトスプーンを来年から3年間で10万本以上販売することを目指している。
今日は関東などは寒さが緩んでいるものの、今夜から今シーズン初めての寒波となる見込みで大雪に警戒が必要。本州の太平洋側では冬晴れとなっている。日中の気温は静岡で16℃、東京で15℃など平年よりも高くなる見込み。東京で15℃以上になるのは約2週間ぶり。一方で北日本は雪が強まっていて青森・酸ヶ湯では今シーズン全国一番の積雪となっている。今夜から寒波が襲来し、日曜〜月曜にかけて日本海側を中心に大雪や吹雪となる見通し。あす朝からあさって朝にかけ東北や関東甲信、北陸で最大70cmの雪が降ると予想されている。
東京・福生市・石川酒造は、160年以上の歴史がある。看板の日本酒「多満自慢」は国内だけでなく海外でも人気がある。日本の「伝統的酒造り」が今月、ユネスコの無形文化遺産に認定された。日本のお酒が注目を浴びる中、世界に認められた技術を支える人たちがいる。酒蔵に現れた東京国税局の職員。明治時代は税収のトップになったこともある酒税。税の番人である国税局は、お酒の発展のため技術指導もしている。東京国税局課税第二部・戒智己鑑定官室長は、この道35年。国税局員でありながら全国300以上の酒蔵の商品開発などに携わったお酒造りのプロでもある。戎室長は原料や1つ1つの製造工程を五感を用いて確認していく。気になるのは味。更なるおいしさを求め簡単には満足しない。石川酒造・前迫晃一杜氏は「おいしい酒をつくり出せる何役も買っているのが鑑定官の仕事」と語った。国税局と酒蔵の二人三脚で進められる伝統的酒造り。無形文化遺産への認定はゴールではなくスタートだという。戎室長は「失われてしまう技術もあるかと覆う。そういうことが少しでもなくなるよう技術の伝承をサポートしていきたい」と語った。