団地周辺を訪れることにした2人。石津川ほとりに、黒谷さんおすすめのものがあるのだそう。堺市は、さらし染め手ぬぐいが有名で産地だという。今も川沿いには工場が並んでいる。創業57年、高級手拭いを扱う染め物屋さんへ。注染は、明治時代に発明された染色技法。作業台の下には50枚のさらしが重ねている。1番上のさらしに糊を堤防のように囲み、染料を注ぐ。このときエアポンプで吸引すると染料が下まで浸透する。最後に水洗い工程で糊や染料を洗い流すと、美しい絵柄が浮かび上がってきた。こちらでは一般体験もできるとのことで、2人も挑戦することに。奮闘すること30分、水玉模様の手拭いが完成した。