日本時間きょう未明、サミット会場に現れた石破茂総理大臣と佳子夫人。開催国、カナダのカーニー首相が出迎えた。イギリス・スターマー首相、イタリア・メローニ首相、アメリカ・トランプ大統領らも到着しG7サミットが開幕した。カーニー首相は「私たちは歴史の転換点に立ち会っている」などと述べた。今年のG7サミットは去年からメンバーが変わり、7人中5人が新顔。サミットの全体会合を前にトランプ大統領は「G7は以前はG8だった。オバマと前カナダ首相がロシアを排除した。それは誤りだったと言いたい」などと述べ、「G8が続けばウクライナでの戦争は起きていなかった」との持論を展開した。さらに中国がG7の枠組みに参加する可能性を聞かれ、「悪くないアイデアだ。構わない」と応じた。イスラエルとイランの軍事衝突が激化する中で開かれる今回のG7。ロイター通信によると、ヨーロッパ主導で緊張緩和を求める共同声明のとりまとめを計画されている。CNNテレビはトランプ大統領が共同声明に署名しない方針だと伝えている。サミットの期間中にはトランプ氏と各国首脳による個別の関税協議も行われる予定。カナダへの出発前、トランプ氏は「いくつかの新しい貿易協定が結ばれると思う」などと発言した。G7各国の中でこれまでにアメリカと貿易協議で合意しているのはイギリスだけ。日本時間午前4時ごろ、日米首脳会談が開始された。日米関税交渉について意見交換しているものとみられる。