自民党・茂木幹事長は非主流派のキーマン・菅前総理大臣と会食し、総裁選挙に向けた党内情勢について意見交換したとみられる。会食は約1時間半、2人きりで行われた。総裁選をめぐり茂木氏は、これまで出馬に意欲をにじませながらも自身の対応については「夏の間に考える」と明言を避けている。同じ茂木派の加藤元官房長官が出馬を模索し、支援を期待する麻生派からは河野デジタル大臣が出馬の意向を固めていて、こうした状況を慎重に見極める考え。菅氏は出馬の意向を固めた小泉元環境大臣を支援するとみられ、菅氏の意向を探る狙いもあるものとみられる。一方、石破元幹事長が24日、地元の鳥取県内で総裁選に出馬表明する方向で最終調整していることがわかった。