石破政権の課題について解説。まず政権が問われるのは政治とカネの問題にどう対処するかだと太田氏は指摘。収支報告書に不記載があった議員を次の選挙で公認するのかどうかについて、総裁か幹事長が議員から直接聞きとった上で有権者に説明するのは当然だとしており、地元で説明責任を果たしているかなどを執行部が確認した上で判断するとしている。しかし、衆院選を27日に行う場合、時間が限られるという問題点があり、国民が納得できる対応をとれるかが焦点となる。他には防災省の設置を訴えている。石破総理は「日本は最大の地震大国にも関わらず備えや災害後の対応で他の先進国に遅れをとっている」と指摘しており、就任後すぐに検討に着手したい考え。内閣府の防災部門を強化し、防災庁を立ち上げた上で防災省を設置したい考え。スピード感をもって結果が出せるかが問われている。臨時国会の会期は今月9日まで。今週4日に衆参両院で所信表明演説が行われる。代表質問が7・8日に行われ、9日に党首討論を行うことを野党側は提案している。石破総理はすでに衆院選の日程を公表しており、与野党は実質的に選挙モードになっている。