衆議院本会議で、石破総理が決選投票の末改めて内閣総理大臣に選出された。政治部官邸キャップ・平本典昭が、今後石破政権が取り組む3つの課題について解説。1つめは「国民民主党の壁」。石破総理は、国民民主党が立憲民主党の野田氏に投票せず結果的に再選が確実となったため、ある閣僚経験者は「今後の大事な判断については国民民主党の意向を無視できない」と話している。不倫報道が出た玉木代表について、与野党の議員から「影響はある」との声が出ている。2つめは「自民党の壁」。世論調査で石破政権の支持率は34%と発足直後から大きく下がったが、「辞任するべきと思わない」という意見が56%あることから、現在自民党内に「石破おろし」の動きは広がっていない。ただ、いつ不満が出てもおかしくない状況。3つめは「野党の壁」。少数与党になったことから、今後は内閣不信任案が通る可能性がある。