間もなく開かれるAPEC首脳会議。ここでもその存在感が高まっているのがトランプ氏。関税引き上げを掲げ保護主義的な姿勢をとるトランプ氏が就任するのを前に首脳会議ではどんな議論がなされるのか注目されている。ペルーの首都リマには米国・バイデン大統領、中国・習近平国家主席、石破首相など各国の首脳が到着、15日から2日間の日程で行われ貿易・投資・持続可能な成長などをテーマに議論される。今回の会議の焦点の1つにトランプ次期政権が課すとみられる関税。選挙戦でトランプ氏はアメリカ内の製造業・労働者の雇用を守るためだとしてさまざまな追加関税を導入する考えを表明。8月には外国から輸入される製品に10~20%の関税をかける考えを明らかにした。