今月15日に101歳で亡くなられた三笠宮妃百合子さまの本葬に当たる「斂葬の儀」が東京・文京区の豊島岡墓地で行われている。故人の儀式は終わり一般の拝礼が行われる。百合子さまのご遺体が収められた棺は午前9時ごろ、三笠宮亭を後にした。車列が皇居の前を通る際には杏子前で宮内庁職員約300人が拝礼して見送った。午前9時半ごろ、豊島岡墓地に到着されると棺は喪主を務める三笠宮家彬子さまや高円宮妃久子さま親族らにともなわれゆっくりと葬場へ移された。午前10時からの儀式には秋篠宮ご夫妻や天皇皇后両陛下の長女・愛子さまなど皇族方が参列されたほか石破首相ら約500人が出席した。百合子さまの生前の業績などが読み上げられたあと、拝礼が始まり喪主・彬子さまはまっすぐに前を見て進み真榊を捧げて深く頭を下げられた。その後、秋篠宮ご夫妻や愛子さま、佳子さま、悠仁さまなど皇族方は拝礼された。天皇皇后両陛下は慣例により儀式には参列されず侍従長らが代理で拝礼された。百合子さまのご遺体は都内で火葬されて豊島岡墓地の墓所に納骨される。