年金制度改革の関連法案が衆議院で審議に入った。年金制度改革法案は年収106万円の壁と呼ばれる厚生年金の加入要件の撤廃などが柱で、厚生年金の積立金を使った基礎年金の底上げは盛り込まれていない。立憲民主党・井坂信彦議員は「驚くことに一番大事な現役世代の年金底上げが削除されていた」などと述べた。石破首相は「決して現役世代や若者を見捨てるような法案と評価されるようなものではない」などと述べた。石破総理大臣は「2029年に行われる次の財政検証の結果を踏まえ必要な措置を講じる」と述べた。一方立憲民主党は修正案の骨子を自民党に示した。 基礎年金の底上げを盛り込むとともに、実施に伴い受給額が減る場合に緩和する措置を講じるとしている。