おとといノーベル化学賞の受賞が決定した京都大学の北川進特別教授。一夜明けたきのう、観想を聞かれると、「ノーベル賞をもらうというかそういう発表をされると、今までただのおじさんが急に変わるんですね、取り扱いが」などとコメントした。北川さんは無数の細かい穴があいた「多孔性金属錯体」を開発。そこに大量の気体を取り込めることを世界で初めて立証した。これによって、二酸化炭素などを取り除いて、気候変動やエネルギー問題を解決したり、果物の鮮度が落ちる原因のエチレンガスを吸着させ、より新鮮さをキープできたりするようになると言われている。2002年に同じノーベル平和賞を受賞した田中耕一さんは、「これでまた日本の考えた発想が起点になったことが認められた」などとコメントした。北川さんは、京都大学副学長をつとめる傍ら、若手研究者を対象とした「学術賞」を創設するなど研究者の育成にも力を入れている。授賞式は、12月10日にスウェーデン・ストックホルムで開かれる予定。
