着工が決まるまで四半世紀、岡崎準は「嬉しかった。着工が決まるまで碓氷峠を100回は通りましたね」などと話した。長野から北陸へ向かおうとすると北アルプスの山々が立ちはだかっている。まず検討されたのが長野からまっすぐ富山に向かうアルプスルートだったが工事は不可能だと判断された。次に検討されたのが白馬ルート。白馬ルートは地下水が抱負で大量の湧水が吹き出してくる可能性があり、無理だと判断された。その結果、東の端をぐるっと迂回するルートしかなかった。しかしここにも難所があった。それが飯山トンネル付近の魔の山だった。魔の山は地層が横ではなく縦に連なっていた。トンネルを掘り進めるたびに様々な地層と向き合わなければならなかった。
