東京・千代田区神田神保町は、古書店が集まる街として有名。さらに日本最大級のカレーの激戦区でもある。この界わいで400店以上ものカレー店がしのぎを削っている。意外な経歴からカレーの最高峰に輝いた店「BAR CAFE三月の水」を取材。「無水ココナッツ和牛牛すじカレー」は、毎年11月に開催されるカレーの祭典・神田カレーグランプリで去年日本一を獲得。BAR CAFE三月の水オーナーシェフ・林明さんは、都内にある老舗中華料理店の元店長。3度カレーグランプリに挑戦しても上位進出がかなわなかった。3年前、「タヌキ色に炒めたタマネギ」を入れたことでうま味が劇的にアップし、その年のカレーグランプリでいきなり準優勝を果たした。問題「タヌキ色の炒めタマネギどのくらい炒める?」の出題。正解は「約5時間」。無水カレーを試食した住田紗里は「まろやかで牛すじが柔らかい。」などと話した。