なみさんの性虐待は高校1年まで続いたという。子どもたちには同じ思いをさせないよう、長女が生まれた直後に性教育の絵本を買い求めた。加害者だった父親は14年前に他界し、両親は不仲で母親はなみさんに苛立ちをぶつけることが多くあった。長年実家とは距離をおいて暮らしていた。中学の頃、両親が別居。しかし母親との折り合いが悪く逃げるように父親のもとに転がり込み性虐待は続いた。虐待者を嫌いという子どもは3割以上いる一方、好き・好きと嫌いの両方と答える子ども達もあわせて2割にのぼる。なみさんは被害に無自覚なまま徐々に成績が落ち、不登校になった。やがて、失感情など様々な影響が現れた。
母親もまた長く過去に蓋をしてきた。当時夫の仕事がうまくいかず家計を一手に担っていた。性虐待の調査をしている鈴木さんは学校教員や児童相談所職員に向けて研修を行っている。加害者への怒りもそうだが子どもにも怒りが向くという。
母親もまた長く過去に蓋をしてきた。当時夫の仕事がうまくいかず家計を一手に担っていた。性虐待の調査をしている鈴木さんは学校教員や児童相談所職員に向けて研修を行っている。加害者への怒りもそうだが子どもにも怒りが向くという。
住所: 神奈川県藤沢市亀井野3119