萬年一剛さんが特に注文するのは火山ガス。この10年余りの観測データの分析から、火山性地震の増加と連動して火山ガス成分比率が変化している。マグマから分離したと考えられる二酸化炭素が活動が非常に活発な歳には普段の2倍以上に増えていたという。地中の探査にも力を入れており、箱根山の地下では熱水や蒸気の比率が度々変化することもわかってきた。ドローンも使って探査を強化し、変化の原因を明らかにしたうえで噴火予測につなげたいと話した。萬年一剛さんは、予測と言わずとも火山が普段よりどれぐらい活発になっているか示せるようにしたいと話した。