トップアスリート同士の結婚生活、それは夢のような新婚生活とはいかない。お互いの選手としての活動もあり、代表などに招集された場合月に1回会えるかどうかだという。現在古賀選手は神奈川、西田選手は大阪に住んでいる。車での移動時間すら2人が一緒にいられる貴重な時間になるのだという。古賀選手は「忙しすぎる」とこぼすが、西田選手は「暇ということは注目されていないようなもの」と現状をポジティブにとらえている。会う時間も少ない2人、交際のきっかけは西田選手の猛アタック。しかしなななか進展せず、そんな時に後押ししてくれたのは日本代表の先輩である藤井直伸さんと佐藤美弥さん夫婦だった。西田選手は藤井選手からは「押すと引くから押すな」と言われたが、意地のように推し続けたという。その後バレーボールの話で距離を近づけたという。古賀選手は現在日本代表のキャプテン、選手としての活動意外にもCMや取材などで多忙な日々を送っている。また男子代表もネーションズリーグで主要国際大会46年ぶりとなるメダルを獲得。エースアタッカーである西田選手は注目される選手となっている。帰国後はすぐにCM撮影などが待っている。
西田選手は三重県のいなべ市出身、自然の中を駆け回っていたという。2000年生まれの西田選手、両親はバスケットボールの実業団選手だったという。そんな西田選手を夢中にさせたのはバレーボール。小学生の時から圧倒的な存在だった。そんあ西田選手にご両親は「有頂天になるから褒めたら駄目」と罵声を浴びせていたと語る。ただ部屋には西田選手の思い出の写真が飾られている。そんな西田選手だが中学生の時には反抗期を迎える。ただバレーボールが大切だったからこそ、足を踏み外すことはなかったのだという。そんな西田選手は夢としてオリンピックを掲げる。当時日本代表は2大会連続でオリンピック出場を逃していたが18歳で日本代表に初招集、東京オリンピックに出場した。また西田選手は自身のファッションブランドを立ち上げ、動画配信もスタートさせた。
古賀選手の性格をご両親は「ガンコだった」と振り返る。そんな古賀選手がご両親に紹介したのが西田選手。お母さんの博枝さんは知っていたという。一方裕正さんは「アピールが強すぎる」と少々反対だったと語る。熊本で生まれた古賀選手、身長に恵まれ小学生の頃から有望選手、高校1年生から春高バレーに出場し高校2年生で日本代表に招集された。来年に迫るパリオリンピックだったが、これまで古賀選手にとってオリンピックは苦難の連続。リオオリンピックでは直前で代表落選、続く東京オリンピックでは初戦で負傷した。この大会日本代表は予選リーグ敗退を喫してしまう。古賀選手は日本代表から退く決断をする。しかし翌年、古賀選手はキャプテンとして再び日本代表に帰ってきた。「このまま終わったら自分の納得する形では終われない」と考えたのだと古賀選手は語る。そんな古賀選手の思いを支えてくれているのが西田選手だった。一方西田選手も壁にぶつかっていた。日本代表が銅メダルを獲得したネーションズリーグ、その表彰台に西田選手の姿はなく、観客席から戦況を見守った。