兵庫県の斎藤知事に関してスタジオ解説。先週本会議が始まる前に全会一致で辞職を要請されていたが続投。その後県議会が開かれ全会派一致で不信任決議案が提出・可決された。そこから10日以内に斎藤知事が判断することとなり、29日までに決断を出すとしていた。複数の関係者への取材で、兵庫県・斎藤元彦知事は、30日付で失職し、出直し知事選に臨む意向を固めたことがわかった。きょう午後3時から自らの進退について会見で正式に表明する予定。斎藤知事は今月19日に不信任決議案が全会一致で可決された後、「(今後の判断は)自分自身の心の中と問いながら考えていきたい」とのべており、その後21日には民法番組で「少しずつ自分の思いは固まりつつあるんですけどやはりしっかり考えたい」と明言をさけていた。会見では斎藤知事から「重い判断」「重い決断」という言葉を多用。斎藤知事の4つの選択肢の可能性としては、「議会の解散」「辞職も解散もしない、失職」「辞職」「議会解散&辞職」。辞職と失職の違い、この決断に至る過程で何があったのかなどスタジオで解説。「議会の解散」について片山氏は再び不信任決議となる可能性があり斎藤知事にメリットがほとんどないとのべ、県議会選約16億円、知事選約18億円と多額の費用もかかるため、「斎藤知事は県の財政のスリム化を進めていて、自身の政策に逆行する選択をする可能性は低い」とコメント。「辞職」に関して、越直美氏は、「辞める理由が必要になる、知事の発言からはいま辞職する理由がなかなか見えてこない」とコメント。「失職」については、再選時任期は新たに4年。辞職の場合、再選時任期は来年7月末までとなること。越直美氏は、「斎藤知事が長く知事を務めたいのであれば、失職を選ぶ可能性が高い」などとコメント。片山氏は、3年前の選挙で4年の人気を全うしたいと斎藤知事が話していることから、論理的には辞職をし夏までの任期をまっとうするというのが整合性がある。しかしハードルが高いため一般論としては懸命ではなく、越氏がいう通り任期の長い失職が合理的だと思うとのべた。