不信任決議を受けていた兵庫県の斎藤元彦知事が、今月30日付で失職し出直し選挙に臨む意向を明らかにした。一連の問題では元県民局長の男性が斎藤知事によるパワハラなどの疑惑を告発。その後、停職3か月の処分となり今年7月に死亡している。元県民局長について聞かれた斎藤知事は「1つ1つの対応は法的にも適切にやってきたという思いは今も変わらない」などと話し、道義的責任について聞かれた際は「大きな責任はあると思っているが、道義的責任は辞職につながる言葉だと理解していたので辞職は選択肢としてなかった。不信任決議案の可決は本当にそこまでいかないといけなかったのかという思いはある」などと話した。当選した場合、新たに4年知事を務めることができる出直し選挙。斎藤知事は「1人でやっていく」などと話した。知事選は失職後50日以内に実施される。