2020年洪水に襲われた熊本・人吉市。その時、避難スイッチによって自宅の2階に避難した宮原信晃さん。先祖代々、鳥居の先に川の水面が見えたら逃げると決めていた。2020年7月、鳥居の先に濁流を確認した宮原さんは2階に避難。さらに4時間後鳥居が水没したのを確認し、屋根に登ってなんとか助かった。全国で相次ぐ洪水から命を守るためには、こうした避難スイッチが重要だと言われている。そこで熊本・菊池市の藤田地区でも、こうした避難スイッチを考えることに。やって来たのは球磨村の神瀬地区。ここには防災川カメラが設置してあり、インターネットで川の水位など24時間確認することが可能。そこで藤田地区でも防災川カメラの設置を検討することになった。球磨村で実験を進める専門家も加わり、候補地を探る。続いてカメラの取り付け場所へ。まずやって来たのは、去年7月の大雨で流木が流れた河原川。最後に向かったのは集落の中心を横切る藤田川。河川改修によって最近は溢れていないが、千年に1度の大雨に備えて対策することに。そして今年の春、いよいよ防災川カメラの取り付けが開始。集落で管理やメンテナンスができるよう、専門家の指導のもと自分たちで作業した。この防災川カメラの映像が藤田地区の避難スイッチとなる。
