歴史的な円安が進む中、為替介入に踏み切るなど陣頭指揮を執ってきた財務省の神田眞人財務官がきょう退任した。これに先立ち日本テレビの単独インタビューで、介入の裏側を語った。2021年に財務官に就任した神田氏はきょう、3年の任期を終えた。歴史的な円安が進む中、為替介入の陣頭指揮を執り続けた。神田前財務官は「本当に行き過ぎた(投機の)動き、過度な変動があった場合は何も悪いことしてない家計や企業にすごい悪影響を与える。それは容認できない」と述べた。一方、介入の効果が一時的なのではないかとの指摘については「それは全く間違っています。介入は効いているというのは、マーケットの評価」と述べた。さらに「1回限りとして水準を求めたことはない」、「今後もそうだ」と語り、回数などに制限はないとの考えを示した。