故郷福井県で米農家に転身したバレーボール界のレジェンド中垣内祐一さん。いま米づくりと並行して挑戦しているのは福井工業大学での教授という肩書。米づくりのため福井に戻った2年半前、この大学の理事長から若者たちの育成に携わってほしいと声がかかり、健康科学分野の教授に着任した。筑波大学出身でバレーボールのトップ選手にのぼり詰め、日本代表監督まで務めた中垣内さんの知識と経験を未来の人材育成に注いでいる。生き方に迷いのある人に中垣内さんは「迷うのが人生、迷ってもいい。「時にはこっち」を繰り返しながら振り返ったら答えに進んできていた。少なくとも自分の人生ですから迷いを怖がる必要はない」などとメッセージを送った。中垣内さんには選手時代から今に至るまで夢や目標をかなえる大切なルールがある。