福井県敦賀原発2号機について原子力規制委員会は、委員会の発足後初めて安全審査不合格とする審査書を最終決定した。敦賀2号機については原子炉建屋の真下に「活断層が」ある可能性が否定できないとして、原子力規制委員会が事実上審査不合格を意味する審査書案を了承していた。その後、パブリックコメントを募集して寄せられた内容についてきのう審議した結果、新たな論点、視点などはなく5人の委員全員の合意で審査書が最終決定された。不合格の審査書が決定されるのは福島第一原発の事故後規制委員会が発足して以来初めてのこと。駿河原発を運営する日本原子力発電は「大変残念であります」とコメントしている。