パリ五輪代表で熾烈な闘いを繰り広げているのが、卓球女子シングルス。2つの代表枠のうちすでに1枠は早田ひなが確実。もう1枠をかけ、平野美宇と伊藤美誠の争いが今回の全日本選手権シングルスで決着する。2016年リオ五輪、シングルス代表では福原愛さんと石川佳純さんが出場。団体戦メンバーとして3人目に選ばれたのが伊藤美誠だった。団体3位決定戦ではダブルスとシングルスで伊藤が勝利。15歳で日本の銅メダル獲得に貢献した。その姿を離れた場所から見ていたのが、伊藤と同学年の平野美宇だった。この時、平野は代表選手をサポートするリザーブメンバーとして同行していた。目の前に広がる夢の舞台オリンピック。もどかしさに苦しんだのは平野だけではなかった。3年前の東京五輪、伊藤は女子シングルス日本勢初の銅メダル獲得。この時、平野も団体メンバーとして銀メダル獲得に貢献した。一方でこの時リザーブメンバーだったのが、早田ひなだった。早田は悔しさを棟にパリ五輪出場をすでに確実のものにしている。残り1枠を争うのは幼い時からのライバル。きょうから始まる最終戦を前にライバル2人の決意とは。