球界を沸かせた松坂世代。その最後の1人、43歳のソフトバンクの和田毅が22年間の現役生活に別れを告げた。2002年、自由獲得枠でソフトバンクの前身ダイエーに入団した和田。1年目から14勝を挙げ新人王に輝くと、その後もホークスのエースとして最多勝2回、日米通算165勝の活躍を見せた。今年1月、自身の引き際について「今年ダメだったら(ユニホームを)脱がないといけない」と話していた。シーズン後のこのタイミングで突然引退を表明した理由について「和田のために日本一になろう、そういう空気にしたくなかった」と話した。会見には仲間たちが次々とサプライズ入場。花はみるみる増えて持ちきれないほどに。そして最後の1本は同じ松坂世代の新垣渚だった。和田は「振り返っても悔いのない、やり残したことのない野球人生」と話した。