起立性調節障害と闘いながら映画撮影をする女子高校生・西山夏実さんに密着。8か月に及んだ撮影が終わり、膨大な映像を1人で編集した。原作・脚本を担当した小田実里さんは上映イベント統括も担当。お世話になった企業にポスターを届けた。完成した映画はユナイテッド・シネマ福岡ももちで上映された。会場費は2日間で約100万円。クラウドファンディングで約350万円が集まった。上映1か月前の2021年6月に会議が開かれた。クランクアップ以来、3か月ぶりの再会となったメンバーたちが様々な部署に分かれて準備することが決まった。コロナ禍を受けて感染症対策のルール作りも話し合った。感染経路を把握するため、QRコードで連絡先などを登録することになった。上映6日前の6月下旬、福岡市美術館ミュージアムホールで上映イベントのシミュレーションを行った。7月3日の上映当日となり、JKたちは座席の消毒を行った。来場者へのプレゼントとして座席の上にはクリアファイル&紙のチケットが置かれた。開場時間を前に長い列ができたが、映画館入口から座席まで誘導係を3か所に配置し、300人の観客が上映前に席につくことができた。2日間で約900人が来場し、オンライン配信でも1000人近くが鑑賞した。上映後には舞台挨拶が行われ、西山は一緒に映画を作った仲間や観に来てくれた観客へ感謝を語った。上映から4カ月が経った2021年11月、西山たちはもう一つの目標へ向かっていた。
住所: 福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
URL: http://www.fukuoka-art-museum.jp/
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