4~6月のGDPは+6.0%で3期連続のプラスとなった。主な要因は自動車の輸出や外国人旅行者によるインバウンド消費などが伸びたため。国内では個人消費がマイナスに転じているほか、海外では中国などで景気が減速しており専門家は先行きは楽観できないとしている。茨城県龍ケ崎の工場では、海外向けの製品の生産を増やしている。メーカーの主力製品は土砂などを運ぶ特殊車両。半導体不足が緩和されたことに加え、アメリカで公共事業向けの需要が増加している。円安も追い風となっている。向上用の機器を扱う福岡県の商社では輸出事業の売上の6割を中国向けが占めているが先月までの3か月間の売上は40%ほど落ち込んでいる。中国の景気減速が影響している。日本経済の今後の見通しについて専門家は海外経済が回復してくれるかが大きなポイントだと話した。また個人消費のマイナスについて実質賃金がプラスになるかどうかなどが今後の景気の流れを左右すると話した。