原発事故のあと福島県内の除染で取り除かれた大量の土などが県内の中間貯蔵施設で保管され、2045年までに県外で最終処分することが法律で定められている。政府は放射性物質の濃度が低い土を全国の公共工事の盛り土などに再生利用するとしていて、7月には首相官邸の敷地内で実施している。中央省庁が入る9つの庁舎でも再生利用する方針で、きょうは経済産業省の花壇に土をいれる作業が行われた。再生利用には放射性セシウムの濃度が1キロあたり8000ベクレル以下との基準を設けており、環境省は定期的に放射線量を測定して情報を発信し理解醸成につなげたいなどとしている。