今、福島県では原発事故の除染作業で生じた大量の土が保管されている。土を処分しない限り福島の本当の復興はない。その思いで活動を始めた大学生がいる。福島第一原発から7km離れた場所にある浪江町立請戸小学校(浪江町)。かつてこの場所は避難指示区域で立ち入りが出来なかったが、今は震災遺構になっている。そこへ到着した大型バス。福島の復興を巡るツアーが行われ、約180人が参加した。弘前大学2年生・高田悠馬さん。東日本大震災の時は6歳。群馬県にいたがテレビで見た津波の映像は強く記憶に残っている。今、目を向けているのが原発事故後の除染で出た大量の除染土の存在。除染土は1400万立法m。大熊町と双葉町にまたがる中間貯蔵施設に保管されている。放射性物質の濃度によって積み上げた上にシートを被せたり、地中に埋められたりしている。国は、これらの土を2045年までに県外で最終処分することを法律で定めているが、今も行先は決まっていない。この現状に不安と悔しさを抱く住民もいる。福島ツアーに参加していた高田さんは、除染土の問題を乗り越えない限り福島が復興したとは言えないのではないかという思いから、去年11月、大学内で研究会を立ち上げた。除染土の4分の3を占める再生利用可能な土「復興再生土」の理解を広めようとしている。これまで行政機関、学生らと意見交換してきた。大学で行われた福島ツアーの報告会。高田さんたちは全国の人が復興再生土について正しく理解し、受け入れの賛否を考えてほしいと思っている。
住所: 福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22
URL: http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2014/2014-j.html
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