東京電力福島第一原発の事故をめぐっては、2号機で燃料デブリを取り出す作業への着手が始まった。内部は放射線量が非常に高く、装置の先端の爪を操作してごく少量のデブリをつかみ取る方式を取る。順調であれば約2週間後に最初のデブリが取り出され、茨城県の分析施設に運ばれ成分などの調査が行われる。デブリは計約880tあると見られる。東京電力は2030年代には大規模な取り出しを始めるとしているが、デブリを砕いて運び出す装置の開発や保管場所は課題となる。
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