先月の大館能代空港の利用者数は1万8836人と去年の同じ時期と比べて16.5%増加した。前の年の同じ時期を上回るのは7か月連続で、1998年の開港以来利用者数が過去最高だった昨年度を上回るペースで増加しているという。利用者の増加について、おととし7月から東京の羽田空港とを結ぶ便が一日3往復となり、ビジネス客を中心に利便性が高まったことや、ことし3月から今月末までに県外から空港を利用した人に宿泊費を最大1万円割引するキャンペーンなどが背景にあると見ら れる。一方、秋田空港の利用者数は11万3351人と前の年の同じ時期と比べ7.1%増加し、羽田空港や中部空港とを結ぶ便が増えた一方、伊丹空港や新千歳空港とを結ぶ便は減った。秋田県は来年度はSNSなどを通じてリピーターやファンを増やす取り組みを行いたいとしている。