10万人あたりの医師の数が2022年の時点で180.2人と全国で最も少ない埼玉県。秩父地域などでは診療体制の縮小や医師の退職など、深刻な状況が続いている。深谷にあるこども夜間診療所は医師不足・高齢化のため、日曜などの夜間診療を取りやめている。深谷市はことし11月からオンライン診療を試験的に導入している。秩父市立病院では今月末で内科医が2人退職する。病院では医師不足の影響で紹介状のない内科の初診の受け付けを停止している。来月以降は必要に応じて病院長なども診察を行う。栃村医師は65歳以上の人がおよそ7割の大滝地区の診療所で2年前から診察をしている。小中学校での講演なども行っている。