海面上昇が続いているツバル。ツバルからオーストラリアへの集団移住が始まった。ツバルは9つの島から構成される国。面積は東京・品川区とほぼ同じ26平方km。人口は9636人(2024年)。平均海抜が2m。ロイター通信によると、30年間で海面が15cm上昇。海面上昇の脅威で、20100までに国土95%が浸水する予測(UNDP)。こうしたことから、世界で最初に沈む国と表現(読売新聞)。ツバルとオーストラリアは、「ファレピリ連合条約」を結び、先月、82人にオーストラリアへの特別移住ビザが発給された。移住の待遇、条件など紹介。移住受け入れは年に280人。ことし、移住者を選ぶ初めての抽選が行われた。応募者数は人口の9割にあたる8750人(日本経済新聞)。移住した場合の懸念とは。オーストラリアでは都市部を中心に住宅不足。住民の不満の矛先が移民に無期、各地で大規模な反移民デモが起きている。東海大学観光学部・黒崎岳大准教授によると、ツバルの主な産業は漁業などであるため、「移住しても限られた仕事にしか就けず、十分な収入が得られない可能性がある」としている。ツバル国内に残った場合の懸念とは。今、様々な力仕事を若者が担っている中で、人材が流出すれば国の活力が削がれ、労働力が不足する。黒崎准教授によると、「独自の文化、風習、漁業の技術などが途絶えてしまうおそれがある」という。
