今回解体することが決まったのは東京・国立市にある「グランドメゾン国立富士見通り」。地上10階建て、総戸数18戸のマンション。建設事業者は積水ハウス。7月に入居者に引き渡し予定だったが、今月3日に事業中止:建物解体を決定した。このマンションの解体について積水ハウスとしては国立市の景観条例を含めて各種法令はクリアしていたと説明。番組の取材に対し積水ハウスの担当者は「建物周辺への影響に関する検討が不十分であったとの判断に至り、当社にて事業中止を決定した」と回答した。マンションがあるエリアは富士山が見える場所。「関東の富士見百景」にも選ばれている。法令はクリアしていたが日照権などの懸念の声もあった。不動産コンサルタントの長嶋さんは「30年以上不動産業界にいるが、このようなことは初めて。積水ハウスは今後訴訟になる可能性もあるなかで販売していくのはリスクだと判断したのでは。」などとしている、などと伝えた。