伝えきれなかった甲子園。知られざる物語があった。甲子園の開幕戦を担った滋賀学園。選手たちに負けず注目を集めたのがキレッキレのダンスを見せる応援団。引っ張っているのは3年生コンビの荒井浩志団長と前川大翔副団長。全力で踊る彼らも甲子園でのプレーを夢見てきた。荒井団長は小学生時代、エースで4番、更にキャプテン。甲子園を目指し滋賀学園へ。しかし強豪校の壁は高く一度もベンチに入ることすらでかなかった。準々決勝の青森山田戦では全力応援で鼓舞するも1-0で惜しくも敗退となった。
今年1月、能登半島地震により被災した石川県穴水高校。グラウンドには亀裂が入り多くの部員が、仮設住宅での暮らしを余儀なくされた。そんな中、キャプテンの東野魁仁が開会式の大役を任された。被災地をはじめ全国に元気、勇気、感動を与えられるよう行進を先導する。東野選手は「地域の方々や仲間たちの代表としてこういう機会をくれて、うれしく思って、堂々と行進できた」と語った。
創部100年を超える伝統校熊本工業3年生の廣永大道は、プロが注目するほどのピッチャー。先月の熊本大会初戦、エースナンバー1を着けマウンドに立っていた。しかしろっ骨を疲労骨折。選手としての夏が終わった。エースを失った熊本工業。この窮地を救ったのが2年生の山本凌雅。準々決勝から何と3試合連続完投。背番号10番が甲子園出場に導いた。そんな中、廣永は自ら率先して裏方に回りエースナンバーを山本に託す。迎えた甲子園初戦。先発、山本の左手には廣永が使用していたグラブが。
今年1月、能登半島地震により被災した石川県穴水高校。グラウンドには亀裂が入り多くの部員が、仮設住宅での暮らしを余儀なくされた。そんな中、キャプテンの東野魁仁が開会式の大役を任された。被災地をはじめ全国に元気、勇気、感動を与えられるよう行進を先導する。東野選手は「地域の方々や仲間たちの代表としてこういう機会をくれて、うれしく思って、堂々と行進できた」と語った。
創部100年を超える伝統校熊本工業3年生の廣永大道は、プロが注目するほどのピッチャー。先月の熊本大会初戦、エースナンバー1を着けマウンドに立っていた。しかしろっ骨を疲労骨折。選手としての夏が終わった。エースを失った熊本工業。この窮地を救ったのが2年生の山本凌雅。準々決勝から何と3試合連続完投。背番号10番が甲子園出場に導いた。そんな中、廣永は自ら率先して裏方に回りエースナンバーを山本に託す。迎えた甲子園初戦。先発、山本の左手には廣永が使用していたグラブが。