東京23区で最も人口が多い世田谷区、人気の町がたくさんあるが空き家の数が全国トップで、約5万8000戸。世帯数が東京都で1番多い世田谷区でも、この数年で高齢化が進み空き家が増えている。世田谷区は廃校になった高校の校舎を分庁舎として利用していて、ここに空き家対策の専門部署がある。千葉さんが見せてくれたのは、壁一面を埋め尽くす空き家のファイル。民間の力を借りようと協定を結んだのが空き家活用株式会社、会長の和田貴充さん。和田さんの持つ専門知識で世田谷区の空き家対策をサポートしている。2人で4年前に立ち上げたのが「せたがや空き家活用ナビ」、行政と民間がタッグを組んで空き家処分を相談できる駆け込み寺を作った。利用料は無料でリフォームや解体など様々な解決方法を提案してくれる。空き家問題で和田さんが注目していたのは、”所有者の心の問題”。毎月開いている家じまいセミナーでは、”家の終活”指南書も作った。大分からやってきたという参加者の1人は、実家が世田谷区内にあるが親は既に亡くなっている。
この日は、住宅街に出張してセミナーを開く。空き家予備軍のもとへと積極的に出向いていくという、千葉さん発案のアイデアだった。参加者の1人、60代の小川さんは「せたがや空き家活用ナビ」も利用し相談している。小川さんが相談している家は、小川さんの母親が所有者の2階建ての建物。母親は4年前から施設に入っているという。小川さんは月に数回神奈川県にある自宅から通い、戸や窓を開け風を通していた。この日は、2か月ぶりに母親も帰ってきた。80歳を過ぎ自宅での暮らしが難しくなったが、母親にとって2人の息子を育て上げたこの家は自分の生きた証だった。5年前に亡くなった夫もこの家を誇りにしていたという。家族が暮らした家の処分を1年前から3人で話し合ってきた。この日集まったのにはわけがあった、小川さんが取り出したのは不動産仲介の契約書。世田谷区からもアドバイスを受け、家を取り壊し更地にして売却することを決めた。どんな人が買ってくれるのか不動産会社にこれから探してもらう。
この日は、住宅街に出張してセミナーを開く。空き家予備軍のもとへと積極的に出向いていくという、千葉さん発案のアイデアだった。参加者の1人、60代の小川さんは「せたがや空き家活用ナビ」も利用し相談している。小川さんが相談している家は、小川さんの母親が所有者の2階建ての建物。母親は4年前から施設に入っているという。小川さんは月に数回神奈川県にある自宅から通い、戸や窓を開け風を通していた。この日は、2か月ぶりに母親も帰ってきた。80歳を過ぎ自宅での暮らしが難しくなったが、母親にとって2人の息子を育て上げたこの家は自分の生きた証だった。5年前に亡くなった夫もこの家を誇りにしていたという。家族が暮らした家の処分を1年前から3人で話し合ってきた。この日集まったのにはわけがあった、小川さんが取り出したのは不動産仲介の契約書。世田谷区からもアドバイスを受け、家を取り壊し更地にして売却することを決めた。どんな人が買ってくれるのか不動産会社にこれから探してもらう。
住所: 東京都 港区赤坂2-13-19
URL: http://aki-katsu.co.jp
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