自民党はこのあと政治資金規正法改正案を参議院の特別委員会で採決したい考え。先ほどまで岸田総理大臣が出席し質疑が行われたが異例の展開となっている。国会記者会館から中継。採決を巡って一度は衆議院で自民党案に賛成した日本維新の会が参議院では反対するという強硬姿勢に転じた。日本維新の会は党首会談で合意した調査研究広報滞在費、旧文通費の今の国会での見直しについて自民党が応じない姿勢を示したため反対に転じた。維新はさらに岸田総理の問責決議案を参議院に提出したが、このあと政治資金規正法の自民党案は与党の賛成多数で委員会で可決されあすの本会議で成立する見通し。維新の態度には同じ野党の立憲民主党幹部も冷ややかな見方を示している。ただ、求心力が低下している岸田政権にとっては痛手と言える。岸田総理は先ほどから関係が悪化している麻生副総裁と2人きりで都内のホテルで夕食をとっている。会期末まであと5日、厳しい政権運営の打開策は見えない状況が続く。