衆参両院の本会議で第102代の総理大臣に選出された石破首相は昨夜新内閣を発足させた。就任後初の会見で臨時国会の会期末の来週9日に衆議院を解散し1日公示、27日に投開票の日程で選挙を行うと表明した。また自民党は選挙に向けて政務調査の会合を開き、石破首相が総裁選挙で訴えた政策などをもとに政権公約の取りまとめを急ぐ考えを確認した。収支報告書で不記載があった議員から再発防止への認識など書面で提出させ公認するかを判断する方針で、選挙に向けた準備を加速させることにしている。これに対し立憲民主党・野田代表は深い失望を覚えているとコメント。一方自民党・森山幹事長は野党の意見にも謙虚に耳を傾け、国会運営や政治活動に励んでいく、国民の支持をもらえるように努力を重ねたいとコメント。立憲民主党は政権交代を目指し、不記載があった自民党議員の小選挙区で野党側の候補者を一本化すべきだとの立場で、他の野党との調整を急ぐことにしている。