国会ではまもなく本会議で衆議院が解散される。(中継)国会内。石破首相が就任してからわずか8日後のスピード解散に対し、野党は裏金問題の隠ぺいだと批判。立憲民主党など野党4党は「党利党略を優先させた」として、石破内閣に対する不信任決議案を国会に提出した。この後の衆議院本会議では不信任案は採決されず、額賀議長が解散詔書を読み上げ、衆議院は解散される見通し。午後に開かれた党首討論では、立憲の野田代表が自民党の裏金問題を追及した。野田氏は政治とカネの問題について、国会の会期を延長して議論すべきだと迫ったのに対し、石破首相は応じる姿勢は示さず、国会はこの後閉会する。衆議院選挙は来週15日公示、27日投開票の日程で行われるが、事実上の選挙戦に突入しての攻防となる。裏金問題も焦点となる他、野党が候補者の一本化で与党に対抗できるかも焦点。ある野党幹部は「ハードルは高いが最後まで模索を続ける」と話している。