密集した不思議な居住空間だったという。坂本さん一家は鉄筋コンクリートで作られたアパートに住んだ。日給社宅と呼ばれた建物。手すりなどには木材が使用されていた。塩害による腐食を防ぐためだという。緑なきしまと呼ばれていたが、日給社宅の屋上には畑があった。65号棟のアパートが一番巨大な建物だった。坂本さんは島の中で3回引っ越した。軍艦島の明かりは灯台のかわりにもなった。地獄段と呼ばれる階段があった。エレベーターはなかった。端島神社がある。現在は本殿だけが残っているがかつては木造の拝殿もあった。日本最古の鉄筋コンクリートアパートがある。
