会社員の中山大さんは最近肝臓が気になっているというが、猛暑日が続く中ついついお酒を飲んでしまうという。この日はビール3杯にハイボール2杯を飲んでいた。飲み会が終わるとこの時期に食べたくなるというのがアイスである。学生時代から30年以上ラグビーを続けている中山さんはランニングを日課にしてきたが、最近は仕事が忙しい上に暑さの影響もありランニングの時間が減っている。体重は3年前に比べ、8キロ増えたという。6月の健康診断では衝撃の結果で要精密検査という判定になっていた。肝機能の指標となるALTが正常とされる範囲を大きく超えていたのである。今月中旬、中山さんはクリニックを受診し初めて肝臓の精密検査を受けた。医師の診断は肝臓に脂肪が貯まる「脂肪肝」。脂肪肝は症状がほとんどないが、放置すると慢性肝炎や肝硬変になり肝がんにもつながることがある。ジュースだけでなく熱中症予防のために飲んでいたスポーツドリンクなど”甘い飲み物”が肝臓にダメージを与えると医師は指摘した。甘い飲み物は固形の食べ物よりも一度に多くの糖分が肝臓に届くため、処理が追いつかず負担が大きくなるという。成人の3人に1人がなるという脂肪肝はこのクリニックでも月80人近くが診断されている。医師は夏の時期”冷たく甘い飲み物”を飲みがちな上”運動控え”も多いため脂肪がたまりやすくなると指摘している。脂肪肝の診断を受けた中山さんは甘い飲み物を控えたり、食事の量を減らしたりして生活習慣を改善していくことにした。