東京・原宿の竹下通りで問題となっているのは外国人の客引き行為。公共の場所での客引き行為は区の条例で禁止されているが、警察には去年1年間で57件の相談が、そのうち8割が中高生だった。更に今、問題となっているのが偽ブランド品の販売。警察は今年3月、竹下通りで偽物のパーカーを販売目的で所持していたとしてギニア国籍の男を逮捕。取材班は偽ブランド品を販売している店があるという情報を基に疑惑の店へ向かった。そこには若者に人気のブランド品が壁一面に飾られているが、値札はついていない。店員が勧めてきたのは米国の人気歌手ジャスティンビーバーが手がけるブランド品。本来であれば2万円はするはずだが、1万2900円に。更にそこから3割引の9000円になるという。取材班は、店で売られていたTシャツ3枚を購入し、専門家に鑑定してもらった。この会社では、メルカリやブックオフなどから依頼があった商品の鑑定も行っていて専門家の目と、大量の偽造品データを学習させたAIのダブルチェックで判別鑑定実績は150万件に上る。フェイクバスターズの相原嘉夫CEOは「3着ともフェイクだった」と結果を報告した。偽ブランド品と知りながら販売すれば商標法違反などの罪に問われる可能性がある。店側はどう説明するのか、取材班が鑑定結果を突きつけると。店側はあくまで本物を購入したと主張したが、どこで購入したかは明かしなかった。取材班が店をあとにすると。店員が追いかけてきて、金は返すと話してきた。取材班は店側を警察に通報することにした。これから修学旅行の生徒も増える竹下通り。警察は引き続き警戒を呼びかけている。