日本で通販事業などを手掛けている中国人・孫志民社長は2年前に日本で2軒のホテルを買収した。買収したホテルの一つが山梨県笛吹市の三沢温泉にある「楽気ハウス甲斐路」。三沢温泉は新宿から特急で約1時間半でかつては社員旅行先としても人気だったが、バブル崩壊や新型コロナの影響などで旅館の廃業が相次いでいる。そうした中外国資本による温泉宿の買収が目立っている。市などによると温泉街のホテルや旅館40軒のうち10軒が外国資本に買収されている。「楽気ハウス甲斐路」では約6割が外国人客で経営は順調だという。そうした中、政府は外国資本による土地や建物の取得規制強化のため、きのう初めて外国人政策に関する関係閣僚会議を行なった。高市総理は来年1月までに基本的な方針をとりまとめるよう指示した。小野田経済安保担当相は「国土の適切な利用及び管理として外国人による不動産保有の実態把握、ルールの在り方に向けた取り組みについて指示があった」と述べた。規制強化について地元住民からは賛否の声が聞かれた。孫社長は「外国人を別扱いにしないほうがいい。日本の法律を徹底的に守るよう外国人に求めていけばいいと思う」と話す。
