トランプ大統領は今日の就任演説で関税強化でアメリカの黄金時代を築くと主張し、日本にもアメリカ産製品の値上げなど影響が出る恐れがある。トランプ大統領は関税について外国に対し10~20%の関税をかけるとしている。また関税はアメリカ国内の物価上昇も押し上げるため、円安・ドル高を進めてアメリカ産食料を買うために更にコストがかかることになる。第一生命経済研究所の熊野氏は「トランプ氏は取引好きな一面もあるので、取引に応じる国には関税を課さないなど駆け引きを仕掛けてくる可能性もある」など話した。トランプ大統領は今日の演説で国家エネルギー非常事態を宣言し、化石燃料の生産を加速させる考えを示した。化石燃料の増産が実際に行われればエネルギー価格の下落も期待できるが、長期的には安くなったエネルギー価格に対して需要が高まって結果的には高騰することも指摘されている。また株価についてはトランプ氏の政策が予測できないことから乱高下となることが予想されるが、トランプ大統領令は法人税減税を掲げているため、実施されれば株価の上昇が期待できる。