スターバックスコーヒージャパンは今月15日から東京23区や大阪市内、空港内など一部店舗で立地に応じたメニューの値上げを発表。適用されるのは全国1991店舗のうち約3割。サービスエリアや空港などの店舗は「特定立地価格A」として13〜32円(平均6%、税別)引き上げ。東京23区や大阪市などの一部店舗は「特定立地価格B」として4〜28円(平均4%、税別)引き上げ。立地に合わせた価格設定を既に導入している日本マクドナルドは空港や駅、大都市の43店舗に加え一部商品を通常店舗より値上げする店舗を2023年7月から拡大。ガストでも2022年10月から立地に合わせ3つの地域別価格を導入。立地別価格について第一生命経済研究所主席エコノミスト・永濱利廣氏は「都市部は高い値段をつけても売れる。収益性を高めるため柔軟な価格設定を行う必要性が高まっている。今後も立地別価格を導入する店舗は増えていく」と指摘。