先週、福岡県北九州市に4人の若手海上保安官が集まり、第七管区海上保安本部による潜水士候補の選考会が行われた。潜水士の割合は海上保安官のうち1%未満で、海猿として知られている。この日の選考会には女性海上保安官の浜地多実さんの姿があった。浜地さんは「潜水士の先輩方の姿を見て今回受けようと決めた。気持ちで負けないように頑張る。」等とコメントした。浜地さんは長崎県の五島海上保安署に所属している。女性が選考会に挑戦するのも浜地さんが初めてだ。まずは25m素潜り。息継ぎなしで泳ぎ切るか審査される。挑戦者は全員クリアした。続いて、300mクロールが行われた。浜地さんは他を突き放す泳ぎを見せた。独特な緊張感が漂う。午後からは体力測定が行われた。浜地さんは「懸垂を課題としてきた。小さい頃から海猿に憧れていた。」等とコメントした。選考会の通過者は海上保安大学校での潜水研修に臨む事になる。